泌尿器科の病気の話

第01回 泌尿器科の感染症

① 急性膀胱炎

排尿後の痛み、残尿感、血尿などを生じます。ほぼ女性に限定の病気です。
診断や治療は簡単ですが、再発を繰り返す場合には排尿習慣に問題がないか、合併症はないか調べます。

② 急性尿道炎

男性の感染症で、排尿開始時の痛みや下着に膿が着くなどで発症します。
性感染症のことが多いですが、治療と並行して原因を慎重に検査します。

③ 急性腎盂腎炎

膀胱炎を数日放置すると、高熱と背部の痛みに進展することがあります。
重症化する前に受診することをお勧めします。繰り返す腎盂腎炎の場合には結石や尿管逆流症など疾患がないか精査します。

④ 精巣上体炎

精巣の一部が硬く腫れ痛みと熱を伴います。迅速な治療が望まれます。

⑤ 亀頭包皮炎

お子さんに多く生じます。ペニスの皮膚が赤く腫れて膿が出ます。
治療は内服の抗生物質が主体ですが、もともとのペニスの形や包茎が高度かどうかを治療後に診察しています。

⑥ 前立腺炎

細菌感染とは限りませんが、男性で頻尿や残尿感や何となくの不快感が持続します。
慎重な問診と丁寧な診察を経て治療を開始します。

腎臓内科/泌尿器科/血液透析

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また”維持透析”療法はその名の通り、休むことなく継続が必要な治療です。一人ひとりの患者様と”じっくり”時間をかけてむきあい専門性のある医療を提供するのみならず、”かかりつけ医”として何かと頼りにして頂くことができるよう、患者様に寄り添う 医療を理念に診療にあたっております。